慢性疼痛
抗炎症丨疼痛緩和丨血液循環促進

慢性痛の物理療法
レーザー治療の原理
高出力レーザー治療は、血管作動性アミン、キニン受容体、活性酸素種、細胞ホルモンレベルなどを効果的に調整し、関節や軟部組織の炎症を除去するという抗炎症目的を達成することができる。
高出力レーザー治療は、生化学的シグナル伝達を減少させ、伝導速度を低下させ、有害な誘発活動電位を減少させ、神経伝達物質(サブスタンスP)を減少させ、エンドルフィンや5-ヒドロキシトリプタミンレベルを上昇させ、肩甲上腕関節周囲炎、筋筋膜炎、テニス肘などの痛みを軽減するなどの鎮痛を目的とする。

適応症
- ネック
- ショルダー
- 筋筋膜炎
- 指の腱鞘炎
- 頚椎症
- 腰痛と下肢痛
- 肩甲上腕関節周囲炎
- 腰椎椎間板突出症
- 腰椎の筋肉疲労
患者のケース

変形性膝関節症
55歳の女性は、1年前から右膝の痛みを訴えていた。
治療期間:
1.軽度から中等度の両側大腿四頭筋萎縮、筋力低下、右側が顕著。
2.膝蓋骨研磨テスト陽性
3.半月板押し出しテスト陽性
4.後膝圧迫痛(+)。
5.膝蓋下圧迫痛 (+)

治療計画:
膝半月板や靭帯損傷の総合的な診断と治療、膝関節周囲の軟部組織や関節内腔の消炎治療、対症療法的な薬物治療、膝関節周囲の筋肉の徒手的弛緩と物理的要因による高エネルギーレーザー治療の併用、レーザー週2回、連続4週間、治療時間10分、体幹筋力や下肢筋力を向上させ、全身の機能を改善させる運動療法など。
治療結果: 治療1週間後には膝の痛みが和らぎ、4週間後には痛みが大幅に緩和され、2,000歩を痛みなく歩けるようになった。